AX 甲子園観戦記: 2010年8月アーカイブ

2010年8月アーカイブ

成田高校 対 関東一高

成田高校がエース中川投手の
4試合連続完投勝利で

夏の甲子園ベスト4進出を決めた。

スコアは6対3。
中川投手の投球数は144球。

成田高校はエースの快投で快勝したというわけでもなく

関東一高の強力打線に
ヒットは打たれるものの
大崩れせず凌ぎきったという印象のゲームだった。

1回戦の智弁和歌山戦の中川投手を見た時は
その豪腕ぶりに驚かされたんだけど・・・

2回戦、3回戦はアベレージピッチャーに
なってしまった気がする。

それにしても気になったのは
最終回の関東一高の走塁。

1アウトランナー2塁のチャンスでバッターが
いい当たりのピッチャーゴロを打った。

この時、2塁ランナーは飛び出してしまい
2、3塁間に挟まれてアウト。

結果的には打者走者がなんとかかんとか
セカンドベースまで走ったので
ランナーが入れ替わった格好にはなったが・・・

ピッチャーゴロの場合
セカンドランナーは飛び出してはいけない。

たとえピッチャーゴロと判断した打球が
センター前ヒットになって
得点を逃したとしても仕方ない。

2アウト以外のアウトカウントで
2塁ランナーの判断は難しいのはわかるけど

ランナーは落ち着いた判断を
しなくてはと思った。


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八頭高校 対 土岐商業

台風4号の影響で今日の甲子園
小雨がちらついている。

くもりや雨だと照り返しがないから
内野手がゴロをさばく時にボールが見やすいかも。

カラカラに乾いたグラウンドより適度な湿り気が
あるほうがイレギュラーバウンドも起こりにくい。

雨が強くならなければ
ある意味絶好のコンディションかもしれない。


試合は30分遅れで始まった。

土岐商業、八頭高校ともに
先発投手はサウスポーで背格好も似ている感じ。

土岐商業は落ち着いた立ち上がりを見せたが
八頭高校は厳しい立ち上がりになった。

1アウトから内野安打で出塁を許した後
投手のワイルドピッチ
ニ塁手の暴投が続き2点を失ってしまった。

その後の本塁封殺も狙えた場面でも
右翼手のバックホームのボールを

一塁手がボールをこぼし3点目を
与えてしまった。

内野安打にワイルドピッチに暴投・・・

こういう点の取られ方は
野球というスポーツで一番よくないパターンだ。

ミスが起こるとミスをした選手の
集中力がどうしても散漫になってしまって

チーム全体が浮き足立った感じになる。

相手チームはどんどん攻め込めるから
あっという間に大量点につながる。

八頭高校は、まず1点取って
試合の流れを変えなければ・・・



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大分工業 対 延岡学園

1回戦なのに九州勢同士の対戦。
しかも大分県と宮崎県とはお隣り同士だ。

練習試合や九州大会で直接対戦してなくても
なんとなく知っている者同士の対戦。

顔見知りと甲子園で対戦する選手達は
どんな気分なんだろう?

宮崎県といえばどうしても
口蹄疫が思い出されるし
東国原宮崎県知事の顔も頭に浮かぶ。

地元の産業が打撃を受ける中で
甲子園に出てきた延岡学園の選手達には
頑張ってほしいなと思った。

延岡学園が勝てば宮崎県も盛り上がるに違いない。

試合はというと大分工業に先制された。

延岡学園の先発投手はオーバーハンドのサウスポー。
先発投手の立ち上がりは難しい。

この立ち上がりの結果は
試合の結果にも大きく影響する。

この日、延岡学園は立ち上がりを上手に
乗り切れなかった。

甲子園の初戦で先発投手が
立ち上がりを巧く乗り切る方法ってなんだろう。

予選を勝ち抜いてきているので
投手としての技術は
一定レベル以上あるとすると・・・

メンタルコントロールなんだろうか。


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先制点は重要

8月10日の第1試合。
報徳学園対砺波工業戦は
スクイズの重要性を感じさせる試合だった。

koushien.jpg

【甲子園の開会式開始直前】


先攻の砺波工業は1回表に
1アウトランナー2、3塁という
絶好のチャンスを作った。

このチャンスにバッターは打順は4番。
報徳のピッチャーは高校生になったばかりの1年生。

一瞬ここは、4番だけどスクイズ・・・
スクイズしたほうがいいと思った。

相手は報徳学園。
名門中の名門といっていい。

報徳学園を相手に何度も何度も
チャンスを作るのは簡単ではない。

砺波工業の監督さん
ここはスクイズをしてっと切に思ったが

バッターが4番だけに
スクイズすることはなくヒッティング。

結果はピッチャーゴロで得点できず
次のバッターも凡退して無得点に終わった。

価値にこだわり過ぎるのも良くないと思うけど
選手にとっても勝利が一番の喜びだろうから

スクイズの失敗を恐れず
積極的にスクイズした方が
よかったんじゃないかな・・・


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早稲田実業

第92回全国高校野球選手権大会3日目。
第2試合は早稲田実業対倉敷商業だった。

テレビ実況のアナウンサーが
「早稲田実業といえば、4年前の決勝戦が思い出されます」
と言っていた。

引き分け再試合になったあの夏の甲子園の決勝戦。
幸運なことに甲子園のスタンドで観戦。

初めて見る夏の甲子園の決勝戦は本当にいい試合だった。

田中将大と斉藤祐樹の凄まじい投げ合い。
ファーボールやエラーが無いと

野球ってこんなにスリリングになるんだなと
改めて気付かせてくれた。

この日は決勝戦に挑む前の練習も見ることができた。

驚いたのは田中将大投手の遠投。
センターバックスクリーン近辺から
ライト線に向かって投げる姿がすごかった。

ノーステップで軽々と70メートル位は投げていたと思う。

ドラフト1位で指名されてプロ野球に入っていく
野球選手の肩の強さを直に見ることができた。

今年(2010年)の早稲田実業のエースは
斉藤祐樹投手ほどの球速はないものの

都会っ子らしいクレバーなピッチングで
倉敷商業を完封した。




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動画コーナー



【吉永投手の力投】


【日大三高の試合前の挨拶】


【智弁和歌山の応援】


【青木投手と横尾選手の対決】


【智弁和歌山の応援】


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